先日、寝室と納戸にスイッチを設置して相互を光ファイバで接続しました。このときは15mの光ファイバを使用しましたので、ファイバは床を這わす状態でした。
無事につながることもわかりましたので、ファイバの取り回しを何とかしたいと思いました。一番良い方法は「さらに長い光ファイバに置き換える」でしょう。しかし、どれだけの長さが必要か部屋の隅々まで測るのは面倒だったので、「延長コネクタと追加の光ファイバを購入してつなぐ」ことにしました。
光ファイバは、Amazonで安かったこれを購入。10mです。実は、1本購入してみましたが長さがまだ足らなかったのでもう一本購入しています。
両端が「LCコネクタ」というタイプです。このコネクタ、2つが接続されているパターンと2つに分離しているパターンがあります。普通に使うなら、分かれていないほうを選んだ方が楽です。ただし、延長する場合はちょっと考えなければいけないことがあります。
これは、LCコネクタの光ファイバ同士をつなぐアダプタ。これを使うことで延長できるという寸法なんですが、単純に「延長できる」というものではないみたいなんですよね。
アダプタを1つ使ったケースを考えます。この場合、使わない場合と比較すると送受信の配置が逆になります。コネクタが分離している場合は、スイッチに接続するときに配置を入れ替えれば済みますが、コネクタがつながっているタイプでは4つのコネクタのうち1つを加工して左右逆に挿せる様にしないといけません。
アダプタを2つ使った場合はまた違います。2本の光ファイバがつながった状態ではコネクタの配置が逆になりますが、さらにもう1本つないだらもう一度逆になって元に戻ります。この場合、コネクタの加工は1つも必要ではありません。
今回、3本の光ファイバを接続しましたのでアダプタは2つ使っています。というわけで、加工は不要というわけです。
接続はこんな感じ。安いアダプタだったのですが、きちんと光の軸が合うみたいで問題ありませんでした。
さて、これとは別に10G接続の威力を確認してみたいと思います。実は、すでにデスクトップPC用の10GBASE-TカードとMac用のThunderbolt3タイプの10GBASE-Tアダプタを持っています。なので、納戸にUbuntu Server 21.04、寝室にMacを置いて、MacからUbuntu Serverに対してiperf3での計測をしてみました。
結果は、8.64Gbpsでした。これは、かなり良い方でしょう。前回・今回ともに購入した品物は安めのものが多かったのですが、幸い信頼性が高い品物だったようです。というわけで、10Gの威力はあるということになりましたので、今度はファイルサーバーを置き換えてみたいと考えています。