popnja’s blog

日記風からハード中心に変わりました

自宅のLAN環境を一新した(L3スイッチ・L2スイッチ・光ファイバ)

先日、RTX1200のOEMを手に入れました。また、各部屋の間のcat6aのケーブルを張りました。そんなわけで、全部の部屋の据え置き型コンピュータが有線LANのみでつながれるようになったのですが、なったらなったでハブとかもマネージドなものに替えたくなりました。
ネットワークやらサーバーやらの構築とかを仕事にしている知り合いに相談したところ、「L2スイッチなら、このアライドテレシスのAT-x230 10GPなんて手頃じゃないかな?」とコメントをもらい、さらにその時安かったヤフオクのリンクまでもらいました。少しだけ考えて買いました。

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で、RTX1200につなげて遊んでいたんですが、ふと思い出しました。「納戸のマシンが8台以上ある・・・」。さらに「L2スイッチを手に入れたらL3スイッチも手に入れるべきなのではないだろうか?(混乱)」とあほなことを考えた挙句、「アライドテレシスのAT-x510 28GTX」を手に入れてしまいました。

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すべてつながることを確認して、ひとまずAT-x510を納戸に、AT-x230とRTX1200を寝室に置いてみました。

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ひと通り動くので一時休止。さて、ここからどうするか。その段階では、以下のようになっていたわけです。

[インターネット] <-> [RTX1200] <-> [AT-x230 10GP] <-> [AT-x510 28GTX]

使いこなせていないため、AT-x510をL3スイッチとしてではなくL2スイッチとして使っている状態なのでこれでもよかったのですが、「納戸のサーバーに外部からアクセスするには、RTX1200とAT-x510 28GTXを直接接続したほうがパフォーマンスが上がるのでは?」「ここまで来たら、ルーターも納戸に持っていきたい」と思ってしまいました。まあ、RTX1200を納戸に持っていくのは問題ではなかったのですが、そうすると「寝室から納戸」に配線されているケーブルの他に「納戸から寝室」にもケーブルを通したくなりました。そうなると、「AT-x510はSFP+だから10GBASE-SR光ファイバ使ってみたいなあ(妄想)」と思ってしまいました。

さて、光ファイバとかは自宅LANでは使ったことがないのでググります。

shopage.shooffice.com

ページがあったりするわけですよ。というわけで、fs.comにSFP+トランシーバと光ファイバケーブル15mを注文しました。この段階では気軽に考えていたんですよね。まあ、思い込みのせいで数日悩むことになりましたが。

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無事到着。fs.comは梱包がしっかりしているので保管とかしやすそうですね。到着したのでいそいそとSFP+トランシーバをAT-x510 28GTXとAT-x230 10GPに装着して光ファイバでつないでみました。「うん、つながらない」。また調べてみると「極性がー」とか書いてあるページを見かけたので、光ファイバの片方のLCコネクタを一部削って逆向きに挿せるようにしてみましたがダメ。「知識がないからどうしたものか」と思いながら、各スイッチにシリアル接続した状態でいろいろ情報を見てみました。ある時、AT-x230 10GPをrebootして流れてくる情報を見ていると「faild」の文字が。「うわ、トランシーバが認識していないじゃん orz」と分かり、スイッチの情報を見ながら改めてAT-x230 10GPの仕様を確認してみました。結論:「AT-x230 10GPはSFP+じゃなくてSFPやーん」。どうやら、SFPにSFP+のトランシーバを挿しても動かないらしいのですね。「じゃあ、SFPのトランシーバ買うべ」ということでAmazonで見てみたら中古のhp製トランシーバが5つで送料込み2300円で出ていました。買いました。

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今度はAT-x230 10GPで無事認識。「さてつながるかな~」と光ファイバをつないでみましたがまだ通信できません。まだ見落としている点があるらしい。で、10GBASE-SRとはなんぞやと調べたら「10GBASE-SR10GBASE-SRのトランシーバ同士でなければ通信できんのやで。1000BASE-SXとはあかん」と書いてある。「RJ45のケーブルでの接続とは常識が違うのか」となり、少し頭を使ってみた。「SFP+のポートにはSFPのトランシーバは認識できるみたいだ。ならば一度SFPのトランシーバ同士で通信できるか確認してみたらどうか」ということで、AT-x510 28GTXにSFPトランシーバを追加で接続。そちらに光ファイバをつないでみました。「動く、動くぞ」ということで無事通信できました。

まあ、通信できたのはよかったのですがいろいろ考えてみました。「10GBASE-SR同士なら10Gでつながるんだよな」「SFP+のスイッチならSFPトランシーバもつながるんだよな」「なら、AT-x510 28GTXとAT-x230 10GPの間にSFP+が複数ポートあるスイッチを挟めば行けるのでは?」「4ポートあれば10GBASE-Tのトランシーバもつけられて、寝室から居間に10Gで通信できるのではなかろうか」などなど考えた末に、MikroTik CRS305-1G-4S+INも購入してしまいました。

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結果として、思惑通り行きました。確認は、納戸に10GBASE-TのLANカードを挿したUbuntu Server 21.04を用意、寝室側はM1 MacBook AirにThunderbolt接続の10GBASE-Tのアダプタを接続して、iperf3で行いました。結果、9Gbps出ていることがわかり大満足。部屋間の光ファイバをどう配線するのかは、また改めて考えることにしました。

うちのマンションインターネットは、直結だとfast.comで660Mbpsくらい出るらしいんですよね。で、現在のLAN環境で寝室のデスクトップPCから試した結果は以下の通り。

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下り600Mbpsも出るのなら、十分ではないかと。ネットワーク周りは光ファイバの配線を残しておしまい。次は、ファイルサーバーの10GBASE-T化だ。