うちにはなぜかGeforce RTX1660とRTX1660 Tiがあります。で、いつも使っているデスクトップに挿してマイニングを試してみるとたしかに掘れる掘れる。ただ、うるさいんですよねえ。掘るなら24時間動かしておきたいけど、PCはメインで使っているので移動できない。というわけで、専用マシンを組んでみました。
自作するのは面倒なので、中古のワークステーションを少し探すことに。グラボが2つ刺さりやすいからなんですが。で、Dell Precision T3600の中古を購入しました。
https://www.dell.com/downloads/jp/products/precn/dell-precision-t3600-datasheet-jp.pdf
購入した業者さんには悪いけど、手際が悪かったので紹介は無しで。いろいろあって2万円で購入しましたが、3日くらいで届かなくてもいいならヤフオクで1万5千円くらいで買えますよ。
さすがワークステーション、作りはしっかりしている。
もともとついているグラボはDVIとDPなので、DVI→HDMI変換ケーブル使いました。
なんかささっとるわね。あとで確認。ひとまず、Windows10が入っているということなので自分のアカウントに紐づけ。
電源は635Wでした。これはラッキー。
あれ?HDD2台あるの?
SASのRAIDカードみたいです。ケーブルはSASからSATA2つに変換するケーブルでした。カスタマイズされたモデルなのか。
ワークステーションだからQuadroっすね。まあ今回は使わないけど。
SASのカードから内蔵SATAに切り替え。SATAケーブルはついていたものを流用。ちなみに、白いコネクタとその右のコネクタがSATAです。他は内蔵RAIDなので設定面倒です。
1660の方かな?まずはこれを挿します。
念のため買っておいたSATA→8ピン電源ケーブル。実はこれが原因で安定稼働するまでにすごい時間がかかりました。
つないでみます。これでWindowsを起動。たしかに起動することを確認。
2枚目。1660 Ti。
隙間がない。でも起動できた。さて次はNHOSだ。
USBメモリから起動します。いろいろやっていてわかったんですが、オンメモリということではなくてログはUSBメモリに書き込みますのでそれなりに容量はあったほうがよさそうです。まあ、32GBもありゃ十分でしょう。
後ろ側に挿してみました。前だと足ひっかけて折りそうだったので。
HDDの結線は外したので普通に起動します。
2枚認識します。ここまではよかった。ここからが長かった。
ベンチマークが終わってマイニングが開始されると再起動してしまう。熱暴走か?と思い、スロットを別のところにして間を空けてみた。
どうにもならないので悩んでいたがファンが回っていないらしい。で中身をよく見たら6ピン電源ケーブルが2本あるではないか。というわけで、8ピンを6ピンに置き換えて2ピンはSATAの方から取ることに。これでひとまず落ちなくなった。
次はマイニングがきちんと継続されるかというところなのだがサイトで見ているとエラーに。しょうがないのでCtrl+Cでデバッグモードに入って/var/log配下のログを色々見ていくと、minerのログでtimeoutが起きていた。たしか、ルーターのなんかの設定が入っているとこの現象が起きるんだよなあと思い出し変更してみたら動き出した。
ワットチェッカーで1時間ほど測ってみた。よくわからんが、GPU2つ分くらいの電力のようだ。
20円計算で4.8円。30円計算だと7.2円。月5500円くらいになる。極端な数字なので4500円くらいになるんかな?
安定動作したので、CPUの設定をBIOSで変更してみた。1コアのみ使用でHyperThreadingはオフに。130WのCPUを少なめにする。まあ、マイニングしているときはCPUほとんど使っていないので電力使っていなさそう。
問題ないことを確認後納戸へ移動した。UPSにつなげても大丈夫だった。これでひとまず終了。ちなみに、側面の蓋は閉まりませんでした(カード固定用の補強部分が邪魔をしている)。
なお、マイニングのざっくり計算だと15000円くらいには最低でもなるので、マシンの電気代を加えても自宅の他のマシンや冷蔵庫などひっくるめて電気代がただになる計算。まあ、面白いからいいんだけどね。
なんというか、グラボ今から買うのは大変でしょう。あと置く場所も考えないとね。