popnja’s blog

日記風からハード中心に変わりました

自宅マンション室内の電話線を撤去してcat6aケーブルを通してみた

自宅のインターネットの口ですが、居間のコンセントのあたりに口があります。で、最近の作業場は別の部屋で行っています。もちろん、サーバーやマイニングマシンはうるさいし暑いし24時間稼働なので納戸に。そのため、今までは各部屋をメッシュWiFiで結んでいました。
さて、うちの構造上5GHzでのメッシュは電波が減衰するので2.4GHzの方がましだったりします。部屋の整理やらなんやらひと段落して、「簡単に有線LANのケーブル引けるのかねえ」と思いググったところ以下のサイトにヒット。

ameblo.jp

sekaiokaeru.com

どうやら、cat6aでもそれほど高くないらしい&簡単に工作できるユニットもあるらしいとのことでAmazonで探して購入してみました。

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なんかでかいすね。必要な長さがわからないけれど、100mは超えないだろうということで100mのを購入。「エレコム LANケーブル CAT6A対応 長尺 コネクタ無し RoHS指令準拠 単線 リレックス 100m ブルー LD-GPAL/BU100RS」というやつです。8722円でした。


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ジャックキット以外はあると便利なものなんですが、用意しておいた方が作業がスムーズです。「パンドウイット カテゴリ6A JISプレート用ジャックキット オフホワイト JASSP6ATGIW」(2073円を4つ)、「パンドウイット RJ45 かんたん成端モジュラープラグ対応 TGジャック成端工具 EGJT-1」(777円)、「Dotoy 通線 ワイヤー 30M グリーンスリムライン スリムヘッド 通線ワイヤー ロッド径約4.0mm スチールワイヤー 通線 入線専用ワイヤー 通線工具」(1699円)、「デンサン 入線潤滑剤 デンサンウェット 0.5L ND-55S」(1209円)となります。


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被膜を切るやつはカッターで代用できますが、LANテスターはあった方がよいと思います。個人的には助かりました。これは昔買ったキットのやつで揃えましたね。

さて、作業開始。浴室裏とかコンセントボックスの中とか見たんですが、最初期待していたアンテナ線の穴は私のところでは無理でした。その代わり、電話線が部屋から部屋へとCD管を通して通じていました。今回はここを使用します。なお、業者の人だとCD管に電話線が入っていても通線ワイヤーをがしがしできるようですが私には無理でした。そのため、電話線を撤去する前提で電話線にワイヤーを括り付けて別の部屋から電話線を引きぬいてワイヤーを通す方法をとりました。

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うちのは1つのケーブルに2本の電話線が通っているタイプらしく、なぜか各部屋に2つ電話のジャックがあります。最近は固定電話も使いませんし、寝室や納戸に固定電話を置く可能性は皆無なので撤去します。

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プラスドライバーがあれば、枠とか外せるはずです。

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これは居間側。左のCD管が寝室につながっています。で、寝室でジャック経由でさらに納戸へとつながっているわけです。居間の右のCD管は、共用部から引かれている元の線につながっていますので電話線は残して今回は手を付けません。写真は、寝室からの電話線を引っ張って、ワイヤーを通したところ。ワイヤーのもう一つの端には、LANケーブルを括り付けています。ビニールテープで固定するとスムーズですね。

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寝室側。LANケーブルがCD管の中を通り始めるところです。

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無事とおりました。

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ジャックキットにケーブルを取り付けているところ。できれば、LANケーブルの各色について理解しておいた方が確実に作業しやすいです。

lan-kouji.com

ここで覚えておくのは、「たいていのケーブルはB配線」「両端の配線は同じようにすればよい」「今回使用したジャックキットはF(フロント)とB(バック)が書いてある。両側に「F」の文字と「B」の文字が刻まれているのですぐわかる」ですね。このキットは作業しやすかったです。

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成端工具で2つのユニットを接続したところ。これだけでOKです。

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こうなりますね。あとは取り付けるだけ。

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居間はこんな感じにしました。上側が増設したLANジャックです。下はインターネットのもとある口です。

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寝室と納戸も作業します。寝室は「from居間」と「to納戸」の2つの口があるので電話ジャックと交換するだけでしたが、納戸は電話線を完全に撤去したので見栄えも考えて「パナソニック(Panasonic) ワイド その他 WN3020SW」を1つ取り付けました。42円でした。

作業はこれで終了。寝室でハブを用意すれば、3部屋がすべて有線でつながりますのであとはマシンの設置場所を再度検討するだけでした。
ケーブルの敷設に関して気づいた点は、「通線ワイヤーは作業が終わったらすげー邪魔」「入線潤滑剤は余るが、不足して買い足すよりかは余るほうがまし」「CD管の太さを見て、追加でケーブルが入るか今入っているケーブルを撤去して置き換えるかは事前に考えておこう」ってところですかね。ケーブルですが、ジャックの作業のために少し多めに外に出しているとボックスの中に押し込めた時に邪魔なので、なるべく短くした方が格納は楽です。

あとは、「cat6aである必要はあるのか?」ですが、私は何度も敷きなおしをしたくないのでcat6aで敷いてしまいました。10GbEでの計測できるパーツはあるのですが、マシンに組み込むのが現状時間がかかるので確認はしていません。

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納戸と居間のLinuxマシン間でiperf3での計測をしましたが問題ないと判断しました。

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納戸からのfast.comでの速度測定もこれくらい出ますので、ここまでくると外の通信がボトルネックですね。

余ったLANケーブルは、自作のcat6aケーブルを作るのもよいでしょう。こんなのがありますよ。

個人的にはストレスフリーになったので良かったです。ではでは。