popnja’s blog

日記風からハード中心に変わりました

Belkin Thunderbolt Express Dockを購入しました

キーボードの壊れたMacBook Airを据え置きファイルサーバにするために、BelkinのThunderbolt Express Dockを購入してみました。その使用感とある疑問についての解決について書きます。

MBADrobo SとUSB3.0HDD×3を同時接続するためにThunderbolt Express Dock(以降TED)を購入しました。

Drobo SとはFW800で接続してみました。速度はMacBook Proの内蔵FW800とそれほど大きくは変わりませんでしたが、今となってはかなり遅く感じます。

メインのストレージがDrobo Sで、バックアップにハードウェアRAID1のUSB3.0HDD3台をソフトウェアRAID0で1つのHDDに見せています。でTEDのUSB3.0ですが、Carbon Copy Cleanerでフルコピーしていたらあまり速度が出なかったのです。まあ、最終的にはFW800なDrobo Sが足を引っ張っていたとわかったのですが、OS Xのシステム情報を見たところ面白い現象が起きていました。

3台とも同じメーカのケースを使用しているので、初期不良でなければ3台ともUSB3.0接続になると思っていました。しかし、実際は1台が5Gbps接続、2台が480Mbps接続となっていました。

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いろいろ繋ぎ直しても同じ結果でした。もちろん初期不良を疑ったのでUSB3.0対応のMacBook ProにTEDを接続し、1台をTED、2台を直接MBPに接続したところ、3台とも5Gbpsでつながりました。

TEDの仕様では1ポート2.5Gbps制限があるのですが、接続自体はUSB3.0として3ポートともつながるはずだと思い、Belkinに問い合わせてみました。その結果、以下の事がわかりました。


本製品はスペック上の発表通りUSB3.0に関しては最大転送速度を2.5Gbps/1ポートとしています。しかし実際の認識上は2.5Gbpsずつ×3ポートではなく、2.5Gbps×3ポートとなり計7.5Gbpsを3ポートで共有しているという考え方をしているそうです。
今回の事象に照らし合わせると、ポート1番で5Gbpsを使用してしまっているため
残りの2.5Gbpsを2本のポートで共有しているということになります。
従って2.5÷2の1.25Gbpsが1ポート分の転送速度期待値となり、結果として実際の速度が480Mbpsとなったものと思われます


面白いですね。質問してみるものです。というわけで、TED3ポートに直接ぶら下げると速度が落ちることがわかりました。じゃあ、USB3.0ハブを間に挟んだらどうなるか、試してみました。結果、3台とも5GbpsというかUSB3.0として接続されました。つまり、一台あたり5Gbps÷3=1.66Gbpsでつながったと思われます。

今回のHDD構成はソフトウェアRAID0なので、各HDD単体の転送速度を実際に測ることはしていません。もし、試す機会がありましたら実測値をあげたいと思います。


※ちなみにTEDの購入ですが、アマゾンは1週間以上かかりそうだったので在庫があった秋葉館で購入しています。送料込み30300円でした。
http://www.akibakan.com/