CPUをXeon E5649に換装したDELL Precision T3500ですが、あとでメモリを増設する前提でESXiをインストールしてみました。
で、今使っているのがESXi7.0なので何も考えずインストールしてみることに。ISOファイルの取得方法ですが、Webからダウンロードするのはいろいろ面倒なのでPowerCLIを使用します。
PowerCLIは念のため管理者モードでPowerShellを起動してから以下のコマンドを実行します。
Install-Module -Name VMware.PowerCLI
ESXi-Customizer-PSを使用するのですが、githubからダウンロードしたほうがよさそうです。
あとは実行時のおまじないを加えて実行。まずは7.0のISOをとってきます。
powershell -ExecutionPolicy Bypass c:\Users\<username>\Downloads\ESXi-Customizer-PS-2.8.1\ESXi-Customizer-PS-2.8.1\ESXi-Customizer-PS.ps1 -v70 -NSC
さて、これがうまくいくとESXi-Customizer-PS.ps1のあるところにisoファイルがダウンロードされているはずです。あとはRufusでUSBメモリに書き込みます。
さて、ESXi7.0のインストールメディアが出来たのでT3500で実行するのですが、なんか途中でhaltします。おかしい。ESXiでよくあるのが「LANチップがそのバージョンではもうサポートしていない」というのがあります。というわけで、T3500のLANチップがなにか調べてみることに。
どうやら、「Broadcom 5761」みたいですね。さて、これがサポートしているESXiはなにか調べることに。
IO Devicesで絞り込みましょう。
5761は6.7までか。では、6.7のISOイメージを取得。ESXi-Customizer-PS.ps1の「-v」パラメータを「-v67」にして実行すればESXi6.7が取得できます。
では、6.7で再度実行。まだうまくいかないなあ。CPUはどうなのかな?
あら、6.5までか。じゃあ、6.5を再度取得。で実行。haltはしなくなったけど別のエラーが。おかしい。こういう時は、BIOS設定を一度Defaultに戻してみると良さげ。T3500では、Defaultに戻した場合SATAがRAIDのみになるのでここだけをAHCI有効に変更して実行。動いた。インストールしてみる。インストールできた。再起動。
メモリは2GBを6枚さしているが8GB認識だな。これはあとで調べたらメモリがPC3LとPC3Uが混在していたためとわかった。あと、ほかの理由もあり12GB認識は難しいようだ。メモリは後日入れ替える予定なので今回はこれで。
で、起動したので別のマシンからWebブラウザで管理画面にアクセスしてみたが2つ問題が。
- HyperThreadingが有効になっていない
- VTが有効になっていないため仮想マシンが起動できない
どちらも、BIOSをdefaultに設定したためオフになっていた模様。BIOSで両方とも有効にしたら使えた。インストール時の不具合はVT有効にしていると起こるようだ。インストールしてしまえば問題なし。
というわけで、ESXi6.5が無事動きました。一応、仮想マシンにUbuntu Server 20.04がインストールできて外部からSSHでアクセスできたのでOK。あとはメモリだなー。仕様では合計24GBまでらしいが、ググったら合計48GBはいけるみたいだ。DDR3 8GBメモリを安く大量に確保するほうが難しいけどね。