popnja’s blog

日記風からハード中心に変わりました

2012/02/12の日記。

衝動買いからVoIPへと発展するの巻。

以前、米国アマゾンでLogitech Revueという代物を買ったことがあります。日本ではあまり知られていないかもしれませんがGoogle TVの一種です。あまりに売れなくて$99に値下げして在庫処分されたといういわくつきのものです。
Revue自体も面白い(日本語化や日本語入力に対応させたりなど)のですが、今日のお話はRevueを使ったTV電話についてです。iPhoneを使っている人はFaceTimeをご存知かと思います。世の中には同じような機能を提供しているソリューションがゴマンとあります。Revueも別売りのWebカメラを接続すれば専用ソフトを使ったTV電話を使うことができます。このWebカメラに関しては近日入手できるのでその話はまた今度。
で、Revueで使えるTV電話は「Logicool(日本以外はLogitech)Vid HD」といいます。Revueだけでなく、WindowsパソコンとMac用のソフトも提供されています。使用するためのアカウント作成に必要なのはメールアドレスだけ。基本、このソフトを使用している人同士が通話するのが前提です。

試しにアカウントを2つ作って、2台のパソコン同士でつなげてみました。相手のメールアドレスさえ知っていれば、相手が承認したら通話できます。ここまでは「ああ、FaceTimeやSkypeのほうが便利じゃね?」で終わりなのですが、相手を連絡先に追加する操作の途中である文字列が表示されたのが話の続き。どうやらその文字列から推測するに、このVid HDはSIPベースらしいのです。SIPとはVoIPの規格の一つでIP電話で使われているものです。つまり、Vid HDでアカウントを作るとSIPのアドレスをもらうことができるのです。アドレスさえわかれば、他のSIPクライアントを使うことができるわけです。というわけで、「Jitsi」というアプリで試してみました。このアプリはLinuxもサポートしているオープンなソフトウェアです。2台のパソコンにインストールしてそれぞれ別のアカウントを設定。あとはSIPのアドレスを入力して呼び出せばつながります。通話だけでなく動画も送れます。JitsiとVid HDでつなぐとVid HDが異常終了します。ま、しょうがないですね。

ここまではパソコン同士の話。次はiPhoneで試してみましょう。「Media5-fone SIP VoIP Mobile Softphone」というアプリを入れてみました。このアプリは3Gでも通話できるようです。iPhoneMacで通話することができました。たぶんAndroid用のアプリとも通話できるでしょう。

そんなわけで、いろいろ遊べるものが手に入りました。また今度調べてみましょう。