えー、今回はあえてカテゴリーを「音楽」にしてみました。初音・鏡音つながりだとパソコンかもしれませんが、それより大きいムーブメントになるのではないかと思いまして。
昨年末、一騒ぎがあって大人の解決をしたニコ動ですが、ボーカロイドシリーズによってオリジナル曲を発表する人がますます増えてきたと思います。ここで、ニコ動ならではの機能がその傾向に拍車をかけたと考えています。ひとつは「マイリスト」やリンクなどによる「聞かせたい曲の発掘」です。ある程度センスをもった人たちが、「これは」と思う曲をピックアップすることにより、アンテナをもたない人でも新しいアーティスト(と呼ぶのがふさわしいと思います)に触れることができるようになりました。ここまでは、youtubeとどう違うんだといわれそうですが、ここからがニコ動のつぼである「コメント」機能の出番です。聞いた人が書いていく感想なりが曲に合わせて流れていくことで、共感したり反発したりしてさらなるコメントを書き込んでいく、これがほかのサービスと違う点なのではないでしょうか?
音楽に詳しいわけではないのでこれ以上は書けませんが、ある種の障害となっていたボーカルパートを解消してくれたボーカロイドシリーズと極端に言えば静止画でもかまわないニコ動のゆるいサービスとがうまくマッチしていると思えます。
できれば、ニコ動でヒットした曲がiTSやアマゾンなどから購入できたりすると、その経済効果は馬鹿にできないものとなっていくのではないでしょうか?テレビやラジオに流れないヒット曲が普通の人の手元に届く、そんな日が来るのかもしれません。